2019年2月09日。雪。

1980年代に数々の名作青春映画を手掛けてきたジョン・ヒューズ監督の映画「Sixteen Candles *邦題 すてきな片思い」を昨夜見てから、頭の中ではTHE SPECIALSがずっと流れています。

映画では、スペシャルズの「ワンツー」の掛け声がイントロで始まるんです“リトルビッチ”という曲が起用されていて、MVが気になったので探してみたのですが無し。

当時のままのスペシャルズを観たくてそのまま探していたらこの曲がありました。

雨の人。雨の音。No.056「THE SPECIALS – MESSAGE TO YOU RUDY」

ルードボーイたちの佇まいは、今見てもクール。

テリーホールのように、パンツ丈を短くして黒のシャツ+サスペンダーで街を歩きたくなります。

この曲が収録されているデビュー・アルバム「THE SPECIALS」はエルヴィス・コステロのプロデュースなのですね。

1978年のセックスピストルズの解散後、身の振り方にさまよったパンクスたちが1979年にポスト・パンクス=ルードボーイとして誕生したのがこのTHE SPECIALS。

そのポスト・パンクシーンの重要人物だったのは怒れる若者と称された、エルビス・コステロ。

だと。

 

話は映画「SIXTEEN CANDLES」に戻ります。

1983年のバラードの名曲・スパンダー・バレーのトゥルーも、この映画のサントラで起用されています。

女優・小泉今日子さんはある著作で、

平日、午前11時の東名高速は案の定渋滞なしの快適ドライブ。
FMからスパンダー・バレエの「トゥルー」が流れている。

1983年のヒット曲は、2010年、44歳になった私の胸までキュンとさせる。

ラジオを聴いていると、こうやって不意打ちを食らうこともあるよね。
一瞬であのインデックスの文字まで頭に浮かんでくる。
でも、このキュンとはもはや恋心ではなく、ただの思い出だ。
時が過ぎるってそういうことだ。

と、書き綴っています。

80年代、90年代、そして今は00年代さえも思い出になってしまいましたが、

雨の日くらい思い出に耽ってもいいですよね。

それが何の生産性がなかったとしても。