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私たちがスマートフォンで手軽に綺麗な写真が撮影できることやSNSへ写真投稿する頻度が多くなったことが、クリエイティブな感性を持つ人たちを筆頭に原点回帰でフィルム写真やアナログカメラを使用する人たちが増えている。そんな状況を踏まえて、IMPOSSIBLE FILM(インポシブル・フィルム)を使った企画を実施することにしました。

 

IMPOSSIBLE FILMとは

インスタントカメラの代名詞「ポラロイドカメラ」を使って現在撮影できる唯一のフィルム、IMPOSSIBLE FILMを使用。そのIMPOSSIBLE FILMに触れてもらうことを第一の目的にプロ・アマは問わずにIMPOSSIBLE FILM使って写真をとってみたい!!という方を募りました。

今回第一弾で撮影を行っていただいたのは神奈川県相模原市でZEBRA COFFEE & CROISSANT*というカフェのオーナー・嶋田 耕介氏。
*ZEBRA COFFEEについて以前、Emmon good goodsで取材をさせていただいています。
http://www.emmon.me/wp/?p=3363

桑沢デザイン研究所の卒業生でもある、嶋田氏はZEBRA COFFEEをオープンさせる以前からクリエイティブなデザイン業務を行っており、その現場ではポラロイドカメラが活躍するシーンが沢山あったようで、この企画をご相談させていただいた際にもフィルム写真やポラロイドカメラに対する愛着を聞かせていただきました。また、嶋田氏が愛するアナログな音の世界ではテープやレコードが再燃していることを例に、写真の世界でも同様にアナログに向かいつつあるような気がする。という感覚をお話いただきました。

WE ARE ZEBRA COFFEE! INSIDE ZEBRA

“WE ARE ZEBRA COFFEE! INSIDE ZEBRA”   - 嶋田 耕介 –

今回ポラロイドSX-70を使用して、IMPOSSIBLE FILM のSX-70 専用フィルム、カラーとモノクロームの各1本ずつ、計16枚撮影し、その中から8枚をピックアップしていただきました。

ZEBRA COFFEEに関する写真は、訪れたお客様からたくさんWebやSNSにアップして頂いており、instagramでもとても素敵に取って頂いているものがたくさんあります。

そんな状況を踏まえIMPOSSIBLE FILMで撮影するならば何を被写体にしようか?ということで、STAFF同士という非常に近い距離だからこそ可能な、私たち自身を撮ろうとZEBRAのSTAFFを撮影しました。

早朝からパンを作り、コーヒー豆を焙煎し、エスプレッソを淹れる。ZEBRA COFFEE and CROISSANTを作り上げているSTAFFたち。ご来店いただく皆様に撮って頂いているクールなZEBRAではない、STAFF同士の気の置けない親しさを感じていただけると嬉しいです。

これらはIMPOSSIBLE FILMが産み出した色調補正がされていないまっさら写真です。

 

IMPOSSIBLE FILM について - 嶋田 耕介 –

写真もアナログがもう一度使われ始めると思う。

今、むかっている写真や映像の価値観がここにある気がします。デジタルによって画像も映像も高画素でフラットに再現できるようになり、それらのリアルさから、人の意図を感じにくくなっているのだと思うのです。何気なく使うアプリ上でのレタッチやエフェクトは、アナログのもつ世界にむいています。IMPOSSIBLE FILMはその世界そのもので、オリジナル。人の暖かい感じや、物語を切り取った様な感じはデジタルで一発でとはいきません。

LPレコードや真空管のようなアナログ器機から出る音もまさにこの様で、ヴォーカルやピアノは暖かくやや大げさに感じます。デジタルだと気になってしまうノイズでさえも臨場感を演出してくれる。

今回の撮影にポラロイドSX-70を借していただきました。ガシャガシャと折り畳んだり開いたり、よく考えられた構造やアナログらしい質感はまるで80年代の名車と呼ばれる自動車に触れているようで楽しい。 デジタルカメラが日常の記録を撮るという行為に対して、アナログカメラを使う撮るという行為は、「たしなむ」という言葉がしっくりきます。 撮り直しができないので一枚一枚息を止めて丁寧に撮るということや、確認できるまでの時間差など贅沢な遊びの様でした。

impossibleproject

This Project supported by IMPOSSIBLE TOKYO
Thank you akisome
https://www.the-impossible-project.jp/