
四川と重慶で修行したオーナーシェフによる自分のアレンジを加えたレシピを展開する芊品香(センピンシャン)。美味しい刀削麺屋さんをリサーチしていて、探したお店。調べてみるとオープンしたのは2015年の11月。今年の11月で丸3年目で日本人だけでなく中国の人たちにも人気があるという評判を聞き期待がグッと高まる。
1230頃に着いた時点で店前に列ができていた。
旅するように。東京ランチ紀行
with World BEER。
No.14:芊品香(センピンシャン)九段下店
店内はほぼ満席ながらも、おひとりさま席へ。
全て写真付きの沢山のメニューから
麻婆豆腐やほかの辛そうなメニューと随分悩みましたが、
名物という坦々刀削麺をオーダー。
▷担々刀削麺ランチ(お新香+杏仁豆腐付き)

待つこと5分経つか経たないかぐらいの速さで出てきた坦々刀削麺は、
・大きい豚ひき肉
・もやし
・パクチー
・キャベツ
小麦粉から作られた刀削麺はプルプルで茹で具合が絶妙。もちもち感のある、芊品香名物。

幅広でゴマが香る坦々スープともすごくいい感じで絡んでいました。
スープは後からじわじわと辛味が追いかけてきますが、
嫌味がある辛さではありません。
ちなみに、スープは野菜や赤鶏、金華ハムから取ってあり、
本格四川料理らしくいろんな香辛料がバランスよく組み合わされた
深みのある辛さです。

金華ハム。数年前、金華ハムを求めて香港に行ったことを思い出しました。
現地で購入して日本に持って帰ろうとしたけど、どこにもなかった。
金華ハムとはなんぞや?
そんな思い出です。
▷刀削麺の歴史
漢民族がモンゴル族から金属製の武器や包丁を取り上げられてしまったことで調理ができなくなり、
薄い鉄片を代用して削った麺を作ったことが発祥という説があるようです。
中華人民共和国の山西省発祥。
▷キャベツが美味しい。

具材のキャベツの甘みが辛いスープと相性がとても良いです。
刀削麺をこれまでたくさん食べてきましたが、
キャベツの入っている場合が多かったのは
スープの辛さとの相性によるものだったのだと合点がいきました。
話は少しだけそれますが、鍋料理の際には
白菜よりもキャベツを断然オススメします。
シャキッとした食感、じわじわと感じられる甘さ
いろんな鍋料理のダシにも負けません。
▷中華料理には青島ビール。

苦味が弱くさっぱりとした味わいの青島ビールは中華料理を食べる際の定番。
アルコール度数も4.7%とラガービールの中でも低め。
ちなみに、日本向けに出荷されている青島ビールは、
中国国内では販売されているものとは違うビールです。
国外に出荷される青島は、
世界の名水の1つとして名高いラオ山の湧き水が使用されていて、
国内で飲む青島ビールと使用されている水が違うのです。
以前、中国に行った際に飲みましたが、確かに味が違うなと思いました。
担々刀削麺セット:850yem
青島ビール:480yen
ご馳走さまでした。