One for Oneをブランドメッセージ掲げるTOMSは2013年から芸術に関する学校とのデザインコンテストを実施しており、学生たちと社会との繋がり、外への意識向上、そしてTOMSブランドのマーケット拡大を目指した取り組みを行っている。
2016年には、専門学校 ヒコ・みづのジュエリーカレッジ シューメーカーコース、文化服装学院の全学生、京都造形芸術大学の全学生とそれぞれの学校でデザインコンテストを実施。
TOMSがブランド創設10周年にあたった2016年のデザインテーマは「Anniversary -記念日-」。各学校で募集された作品よりそれぞれの作品と受賞者のコメントを下記に記載する。
TOMS x ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
デザインコンテスト2016 受賞者
https://www.facebook.com/TOMSxHIKOMIZUNO/
TOMS賞:武智 鶴久実さん
まさか自分がTOMS賞をいただけるとは思ってもいなかったので、驚きもありますが、とても嬉しいです。
自分は、デザインするときコンセプトなどを思いつくまでに時間がかかるのですが、今回のデザイン画を描くまでも締め切りギリギリまで何も思いついていませんでした。
制作をするときは、まだ靴作りを始めたばかりで実力があまりないので、今の自分にできることを精一杯丁寧にやることを意識していました。
今回のことを通して、自分に足りない部分を痛感しましたし、いろいろなことをしっかり勉強していこうと思いました。1年のこのタイミングでこのような経験ができたことは、ほんとうに貴重なことだと思います。
これからも今回の受賞を励みに頑張っていききたいと思います。
ヒコ・みづの賞:久保 真梨乃さん
花言葉が“感謝”の花をTOMS10周年にちなんで10本選びました。花束の持つ優しい雰囲気を表現するべく、水彩絵の具を使用して花を描きました。イメージ通りに物を作ることは毎度ながら苦労するのですが、今回はキャンバス地の靴にペイントする形だったので画力と根性が要されました。なんとか形になりましたが正直もう少し色鮮やかに描きたかったです。
TOMSのOne for oneのような、買った人はもちろん、周りの人をも幸せに出来るようなプロジェクトやものづくりを将来したいと考えています。
このような機会を設けてくださり、ありがとうございました。
TOMS STORE TOKYO賞:菊池 結衣さん
今回の靴をつくる際に、初めて刺繍に挑戦し靴を完成させました。なかなか進まず焦りましたが、途中で諦めずに完成させてよかったです。靴作りを学び始めて半年、学校の方々だけでなく一般の方にも、自分の靴を見て頂く機会を経験出来たことを光栄に思います。これからの靴作りも、今回の経験を活かし途中で諦めずに専念していきたいと思います。
TOMS x 文化服装学院
デザインコンテスト2016 受賞者
https://www.facebook.com/TOMSBUNKA
TOMS賞:新井田 彩さん
靴をデザインするという機会はあまりなく、普段の洋服製作とはまた違ったデザイン、製作に挑戦でき、良い経験になりました。ありがとうございました。
文化服装学院賞:リュウブンケイシさん
それをTOMS10周年の記念日というデザイン案を考えるに当たって、中国に伝わる考え方を元に考えてみました。幸運と幸福をデザインに入れたかったので、中国で昔から縁起のいいものとされる鯉と祥雲をデザインしようと決めました。鯉は吉祥の象徴です。祥雲は千年以上もの文化のある中国で縁起が良く神聖なものとされています。
色はモノトーンにしました。
One for oneのような、TOMSの靴を買って難民支援したいという人や、その周りの人にも吉祥如意と幸運、幸福を得ることが出来ますようにという思いでデザインしました。ありがとうございます。
TOMS MARINE & WALK YOKOHAMA賞:成田莉子さん
ちらちらとアニバーサリーを探している表情をかくのが楽しかったです
私も常にちらちら探していきたいです。
TOMS x 京都造形芸術大学
デザインコンテスト2016 受賞者
https://www.facebook.com/Tomsxkyotoart
TOMS賞:河上 茉莉也さん
この度はTOMS賞をいただきありがとうございます。昨年度の京都賞に続き2年連続の受賞に大変驚き、とても光栄に思います。
TOMSのみなさまに作品の意図を理解していただき嬉しく思います。
このコンテストは自分自身も楽しんで制作ができるので作品募集の開始を毎年心待ちにしています。また多くの人に作品を観ていただける学内と店舗での展示は投票で返ってくる反応があり、とても励みになりました。
本当にありがとうございました。
京都造形芸術大学賞:石田 有紗さん
私が今回このコンペに応募したきっかけは、自分の絵柄やデザインを誰かに知ってもらいたいと思った事でした。
三回生になって、卒業制作前の最後に残された時間の中で自分は何が出来るのか考えていました。その中で出会ったのが今回のコンペです。自分はデザインを主に勉強しているわけでもなく、コンペに参加するのも今回が初めてでした。今までは自分一人が納得し、楽しめる作品であればそれで良いと思ってきました。だからこそ今回、賞を頂けた事に大変驚きました。自分だけが納得してきた事を周りが受け止めてくれたという事が嬉しくて、とても新鮮でした。自分はこの大学の中でちゃんと成長出来ているんだと、実感する事ができました。
今回、このような機会を設けていただきありがとうございました。
今回の経験を生かし、今後の作品制作に活用していきたいです。
TOMS EXPOCITY賞:中田 由実子さん
今回、TOMSの店舗で一般の人からの評価で選んでいただけたことが、私のデザインを認められたと感じ、嬉しかったです。
デザインは誕生日パーティのときなどに使用されるクラッカーをモチーフにしています。何重にも重なった線によってあらわれる色味を楽しめる作品にしました。
今回、絵を描くような感覚で作品作りできたのがとても楽しく感じられました。
次もこの企画に参加し、素敵なものを作りたいです。
2017年 TOMS Shoes Design Contestの開催について
2017年のTOMS Shoes Design Contestは各学校との別々のデザインコンテストではなく、すべての学校との合同によりデザインコンテストの実施が計画されている。
提出される作品は今まで以上に多くの消費者の目に入ることになるので、これまで以上に、参加する学生たちの意識向上に期待したい。