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サラファンは1966年(昭和41年)創業の老舗ロシア料理店。
1220に着く。店の前には数人だが並んでいる。
こじんまりとして落ち着いた雰囲気のお店だ。
数種類あるメニューからウズベクピラフをオーダー。
ロシア料理の定番といえば、ピロシキなのでオーダーしたけどすでに売り切れ。
1日8食限定だとすぐに無くなってしまうようだ。
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注文後、直ぐ提供されるボルシチと、露西亜(ロシア)式パンがサーブされる。
ボルシチ。赤色はデーツの色。ロシア料理の定番。だけど、食べるのはこれが初めて。
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「パンをひたして食べると美味しいですよ」と促され、サワークリームを溶き、ピンク色の状態にしてパンを浸してみる。
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オニオンスープのような甘味を感じる。
ビールはロシアのビールをオーダー。ちなみにメニューには載っていないので
「ロシアのビールありますか?」と質問して提供していただいた。
ビールの名前はバルティカNo.3。
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バルト海に面した港町サンクトペテルブルグに1992年に誕生したバルティカ社のビール。ロシア国内シェアNo.1を維持し続けているロシア最大の醸造所。
バルティカとはバルト海の意味。
バルティNo.3はバルティカ社の看板商品。クリアなゴールドの、きめ細かい泡立ちが魅力的のラガービール。アルコール度数は4.8%、450ml。酸味が効きホップはほとんど感じない苦味の少ないサラッとしたテイストで飲みやすい。ベルギービールの芳香さをライトにした味。
サンクトペテルブルクは、モスクワに次ぐ工業・学術・文化の中心地。1712年から1918年までロシア帝国の首都。なお、ロシア連邦の現在の首都はモスクワ。
オフィシャルのインスタタグラムは都会のシーンを喚起させる写真が投稿されている。
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ボルシチを食べ終わった頃、ウズベクピラフ(仔羊とクミンの炊込みご飯ウズベキスタン風)が登場。
オーダーを料理人に伝える際に、ポロフ?プロフと呼んでいたのでロシア語なのかと気になって調べてみたらプロフはウズベキスタン語だった。
ピラフの語源はPALOV OŠで、
- Pはパヨズ(ネギ)
- Aはアヨズ(ニンジン)
- Lはラフム(肉)
- Oはオリオ(脂)
- Vはウェト(塩)
- Oはオブ(水)
- Sはシャルィ(米)
をあらわすという。
サラファンのウズベクピラフの具材にも、ニンジン、ラム肉が使用され、このレシピは伝統的なものかもしれないなと思いつつ。唐辛子の辛さがピリッときいたピラフ。ホールクミンが香るライスは絶妙で、とても柔らかい羊肉との相性もぴったりなエキゾチックな一皿。とてもうまい。
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店内にはすごく小さい音量で荘厳なクラシックが流れている。
曲は、ショパン「英雄ポロネーゼ」。漫画「タッチ」で浅倉南の新体操のシーンで使用されている曲と言えばわかるだろうか?
珍しい露西亜紅茶を仕上げにオーダー。すぐり(カシス)のジャムが沈められた紅茶。
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ロシアンティーは果実を砂糖で甘く煮たロシア風ジャム=ヴァレーニエを入れて飲むというのが一般的で体を温める紅茶は基本的に冬の飲み物という。夏に摘んだベリーのヴァレーニエを、冬に温かい紅茶と一緒に、家族や友人と語りながら味わう。それがロシアのお茶文化とのこと。
- バルティカ No.3:1,000yen
- ウズベクピラフ:900yen
- 露西亜紅茶:300yen
サラファンは19席と小さなお店なのでランチタイムは割とすぐに混み合ってしまうよう。
ディナータイムは18:00-2030(L.O)と営業時間も長くないが、とても静かなレストランでゆっくりと落ち着いて料理を楽しみたいグルメな方にオススメしたい。
ディナータイムには何百種類というワインとともに味わえるとのこと。
サラファン(神保町店)
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電話:03-3292-0480
住所: 東京都千代田区神田小川町3-10-3 振天堂ビル B1F
最寄駅:神保町駅
営業時間
[月~金]
ランチ:11:30~13:30(売切次第終了)
ディナー:18:00~20:30(L.O)
[土]
1
ランチ:11:30~13:30(売切次第終了)
ディナー:18:00~19:30(L.O)
定休日:日・祝