日本政府は、2016年に日本を訪れた外国人旅行者数は推計で前年比22%増の2403万9000人と発表。前年を上回ったのは5年連続でアジアからの訪日者が増え続け、2020年には現在のおよそ2倍にあたる「4000万人」を目標に掲げている。

京急線路高架下の空きスペースにタイニーハウスを活用した宿泊施設。
Tokyo Hostel Guide – 016 – Tinys Yokohama Hinodecho

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Tinys Yokohama Hinodechoのオープンスペースにて。モデル:軽部京介 @karubekyosuke

20世紀型の消費社会へのカウンターカルチャーとして始まった、「タイニーハウスムーブメント」。価値観が多様化していく中、“豊かさ”とは何か?と、改めて考え直す人々が選択する一つのライフスタイルのコンテンツとして、注目されているのがちいさな家でシンプルに暮らす“タイニーハウス”だ。

Tinys Yokohama Hinodecho

Tinys Yokohama Hinodechoはコンテナをタイニーハウスとして活用した複合宿泊施設。世界中の動産・タイニーハウスのメディア運営や企画・開発を手がけるYADOKARIが京急電鉄と連携し、日ノ出町エリアの魅力向上・活性化のため京急線路高架下のスペースに2018年4月にオープン。

SOCKS:¥1,728 Back pack:¥30,240

コンセプトとインテリアが異なった合計3棟の宿泊施設部分は小さいながらも、室内はゆったりとしたベッドとシャワールームやトイレなど、充実した設備が完備されており、それぞれ4名まで利用可能。国内外からのゲストや女子会での利用者、そして近隣の住民もこの施設に惹かれて訪れるとのこと。

室内には湯沸かし器やコーヒーの豆挽きも用意されている。

部屋の下部には車輪が付いており、牽引できるこの施設は不動産ではなく“動産”であり、車両扱いなので固定資産税も不要。移送時に必要なナンバープレートも付いているユニークさ。

軽部京介自身も、エアストリームという動産を活用したプライベート美容室「Hair California」のオーナーである。

Karube Kyosuke FAVORITE THINGS|Supported by RVCA

オープンスペースは誰でも利用が可能。

レセプション兼、バーカウンター。

施設の中心部分は、宿泊の方にだけにかぎらず誰もが利用可能なオープンスペース。飲食を楽しむことができるだけなく、ライフスタイルに関連するテーマのイベントも随時開催されており、Tinys Yokohama Hinodechoはこの場所から、新しい文化や出会いを創りだすハブとしての役割りを担っていく。

京急線の高架下にタイニーハウスは設置されているが、部屋に入ると電車の騒音は全く気にならない。

Tinys Yokohama Hinodechoが提案するタイニーハウスという新しい居住空間での新しい体験に触れたユーザーたちが、そのムーブメントの存在や成り立ちを知ることで、これからの生活に対する意識に変化を生み出し、現在のトゥーマッチな飽和状況を打破するために彼ら自身がオルタナティブな生き方の発信者となるのはそんなに先の話ではないかもしれない。

京急線路高架下の空きスペースにタイニーハウスを活用した宿泊施設。
Tokyo Hostel Guide – 016 – Tinys Yokohama Hinodecho
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http://tinys.life/yokohama/
ACCESS:〒231-0066 神奈川県横浜市中区日ノ出町2-166
京急線「日ノ出町」駅徒歩4分
JR線「桜木町」駅徒歩12分
BOOKING:https://tinys.rwiths.net/r-withs/tfi0010a.do
facebook:https://www.facebook.com/tinys.yokohama/