明日の今頃はすでに越後湯沢、もしかすると苗場に到着してテントの設営も終わりプシュッ!とビールで乾杯くらいまではしているかもしれない。フジロックフェスティバルには色々想い出があるけれど、木道亭で初めてみた青葉市子さんのLIVEは衝撃的な想い出の一つ。あの日みた青葉市子はまさに森の妖精であり、以来彼女のファンになったのは言うまでもない。フジロックフェスティバルに行ったことがある人ならば、あのフェスティバルのIN & OUT感は理解してもら得ると思うけれど、Green StageやWhite Stage、Red Marqueeで太陽の陽射しが照りそそぐ中で汗まみれになる瞬間もあれば、木道亭での青葉市子さんのような身体のスミまで癒される瞬間もあり、それがフジロックフェスティバルのたまらなく楽しい要素でもある。そうやって、たくさんのジャンルの音楽を体感していき自分の中で咀嚼して嗜好の幅も広がっていくのだと思います。

今年のフジロックフェスティバルも新しい音楽との出会いを楽しみにしていますが、例えば、昨日友達から紹介されたこの井出健介さんというアーティストが木道亭でLIVEをやっていたら、また私自身の音楽史に名をしっかりと刻まれていくだろう。

ちなみに井出健介さんはあの坂本慎太郎さんからも大絶賛されているアーティストとのことです。
お時間がある際にぜひ聴いてみてください。

四万十川で撮影されたというPVからは雲と雲の隙間から降り注がれた柔らかい太陽の光ような音と歌声がほのかに漂っています。

そして、井手健介さんは自身のファーストアルバムを8月19日にP-VINE RECORDSから発売のようです。

井手健介と母船

発売日:2015/8/19
レーベル:Pヴァイン・レコード

商品の説明
その歌声は、陽光差し込む水の中をたゆたうように溶けていく…。

いま最も作品発表が待望され、数多くのミュージシャンがその才能を賞賛してやまない、シンガーソングライター井手健介率いる「井手健介と母船」が、
2015 年を代表する作品として語られるであろう待望のファーストアルバムをリリース。
参加ミュージシャンに、石橋英子、山本達久、須藤俊明、柴田聡子らを迎え、繊細にして温かな至福の歌世界がここに誕生。

●数多くのミュージシャンや良心的リスナーから、今最も作品のリリースが待望される存在である「井手健介と母船」。
ライブ会場限定でのデモ作のリリースや、東京を中心とした各地での演奏活動を通して、
じっくりとその支持者を増やしてきた彼らが、約1 年の制作期間をかけ丁寧に紡ぎあげられたファーストアルバムをリリースする。
映画界に長く携わってきた井手健介ならではの映像喚起力に満ちた楽曲と、瑞々しい詩情とユーモアを湛えた歌詞世界、
墓場戯太郎、山本達久、清岡秀哉といったレギュラーライブメンバーに加え、石橋英子、須藤俊明、柴田聡子らをゲストに迎えた練達のバンドによる
静謐でいながらも躍動的な演奏、そして何より井手健介自身による、陽光差し込む水の中をたゆたっていくような歌声…。
それらが一つの滋味に満ちたゆらぎとなって、仄薫るサイケデリアとともに至上の歌世界をかたち作っていく。
かつて見た映画の中、スクリーンに現れた流麗な情景とモノローグが一体となった時ふと感じたような、少しの寂寥と甘美。
そんな愛おしさを喚起してくれるこのデビューアルバムは、この先も永く語り継がれていく作品となるであろう。

<パーソネル>
井手健介(ヴォーカル/クラシックギター/エレキギター) 山本達久(ドラムス/パーカッション) 石橋英子(ピアノ/フルート/キーボード/パーカッション)
須藤俊明(ベース) 柴田聡子(コーラス) 墓場戯太郎(ベース)清岡秀哉(スチールギター/エレキギター)
羽賀和貴(エレキギター/アコースティックギター) 安住希美(ボンゴ)