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走る民族“ララムリ”が初来日

メキシコの奥地“銅峡谷”でひっそりと暮らし、生きることが走ることであり、走ることが生活の一部になっている民族がいます。自らを「ララムリ=走る民」と呼ぶ彼ら(タラウマラ族)は、古タイヤに革ひもを巻いただけのサンダル(ワラーチ)で何十kmも何百kmも走り続ける“世界最強の走る民族”と言われています。

世界中でベストセラーになった本「BORN TO RUN〜走るために生まれた」(NHK出版)でその存在が広く知られた彼らが、9月25日~27日に富士で開催されるウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)に参戦するため、初来日が決定しました。

ララムリとの出会い、来日のきっかけ

昨年のUTMF開催後、ヌリア・ピカス(昨年のUTMF女子優勝)のもとを訪ねたプロトレイルランナー(BLUETAG所属)宮地藤雄氏が、現地滞在期間中にスペインで開催されていたレースに参戦したララムリ達と一緒にトレーニングなど、数日間にわたり行動を共にする機会があったことが今回の初来日のきっかけとなりました。

「日本でも素晴らしい大会があるので、来てみないか?」

この誘いに、日頃より外部との交流や人前に出ることを決して好まないララムリ達が、スペインの地で、トレイルランナー同士の出会いが大きな支えとなり、UTMF参戦と初来日を決意。今回の参戦を提案した宮地藤雄氏は、「今後のトレイルランニング界のさらなる発展とスポーツを通じた両国の文化交流に繋がることを期待しています。」と述べました。

来日直後の9月22日(火)には、東京ジュニアトレイルランニング(青梅市風の子太陽の子広場)を開催し、子供たちとララムリたちとの触れ合える機会をつくり、その後、ランナー達のレース準備、サポートを行う予定となっています。

【ララムリ・ジャパン実行委員会の発足】

来日するのは、「BORN TO RUN」にも登場するArnulfo Quimare(アルヌルフォ・キマーレ)と、SilvinoCubesare(シルビーノ・キュベサーレ)。この初来日の呼びかけ人であるプロトレイルランナー宮地藤雄(みやちふじお)が実行委員長となり、トレイルランニング関係者、有志が集まり、「ララムリ・ジャパン実行委員会」が発足。

昨年大会の女子の部で優勝したNuria Picas(ヌリア・ピカス)をはじめ、トレイルランニング界のカリスマ、Anton Krupicka(アントン・クルピチカ)や総合15位となったJoe Grant(ジョー・グラント)が所属するBuff®プロチームの招聘とサポートを行い、アスリート支援事業を展開するブルータグ株式会社が特別協賛として、実行員会の事務局機能ならびにララムリのサポートを担います。


ララムリ・ジャパン facebook

https://www.facebook.com/raramuri.japan

【ララムリ情報〜映像編】
◆世界ふしぎ発見!「走る民族の秘密」(TBS 2010年)