シティ・ポップという音楽ジャンルが世界的に感度の高い人たちのトレンドということをご存知の方もいると思う。

1980年代のバブル景気への移行過程で都会的なものが日本中にあふれ出し、音楽に関しても同様に“都会的で洗練されたものが求められ、高度なテクニックのミュージシャンを起用して洗練された楽曲で形成されている。歌詞がある楽曲は、男女の恋愛情緒(時には不倫的なもの)に関する内容が目立つのも特徴。世界的なトレンドの理由として、CITY POPの楽曲群の演奏テクニックが抜群に優れ、極めて心地よいとされるメロディーが音楽嗜好者たちの心を掴んでいるよう。

Natsu Summer。今からちょうど1年程前に突如シティ・ポップのシンガーとしてクニモンド瀧口氏(一十三十一などのプロデューサー)のプロデュースによってデビューし、そのデビューLIVEの一貫としてRVCAとニューヨーク・ブルックリンに本店を持つ「ピリグリムサーフ」が主催したパーティでLIVEを行う。

「SURF」,「SKATE」,「ART」というストリートカルチャーのブランドというポピュラーなイメージを持つRVCA。どうして、そんなシンガーをサポートするのか?と疑問に思う人が、身近にもいたというが、最先端をリードするヒーローやヒロインたちをサポートするという点に置いて、本当の意味での世界的トレンドなシティ・ポップのシンガーをサポートするのは、極端なことではない。

今回、Natsu Summerの撮影ということで、City Popなアルバムを意識して写真を撮りたかったので渋谷からおよそ1時間ほどで着く平塚にある、古き良きアメリカをプンプン感じる「PEPPERS DRIVE – IN」にて実施しました。

現場へ向かう車内では、彼女のファーストアルバム「Hello, Future day」を聴いたり、彼女のiPhoneに入っているお気に入りの曲を聴いたり、ユーミンが好きだという話の流れから、好きなジブリ映画はどれ?「魔女の宅急便!」という会話になったりと、たくさん話を聞かせていただきました。

Natsu Summer |FAVORITE THINGS.

Supported by RVCA
https://jp.rvca.com/

Q1:Natsu Summerさん。こんにちは。どんな音楽を聴いて育ってきましたか?

地元は愛媛県で、情報収集はラジオ番組。久保田利伸さんの番組を聴いていて、そこで流れるPOPSやR&Bなどのチャート音楽を主に聴いてました。

初めて買った洋楽はカーペンターズです。確かビールのCMで流れた、「TOP OF THE WORLD」が聴きたくて。その中に収録されていた「マスカーレード」も好きです。この曲は、ジョージベンソンのカバーが大好きです。

 

Q2:2016年、シンガーとして自主制作の音源でデビューをされました。デビューのきっかけなどをお聞かせください。

http://www.rvca-jp.com/fs/rvca/womens-tees-tanks/AH043305-2017S

地元の大学を卒業して、上京した時は働きながらその時の仲間たちとバンドを組んだりと趣味で音楽活動はしていました。ある時、家庭の事情でどうしても帰郷しなければならなかったことがありました。父の健康状況の悪化です。元気だった父がそんな状態となったことをキッカケに「一度しかないのだから、自分らしい人生を生きよう」という思いが強くなり、二度目の上京を決意しました。自分にあった音楽を模索していく中で、プロデューサーと知り合い、私がシティポップやレゲエが好きだったことから現在の形での作品が生まれました。

Q3:FIRST EPはクニモンド瀧口氏(流線形)初のレゲエ作品として、スティールパンが爽やかな夏を演出するラバーズロックレゲエでしたが今回はどんな感じに仕上がっていますか?

より多くの方に聞いてもらいたい。老若男女、子供から大人まで口ずさんで欲しい。そんな思いがあったので、POPSを意識しています。今回は自主制作ではなく、P-VINE RECORDSさんが協力していただけていることもあり、「恋のタイミング」は朝の情報TV番組にも使われることにもなりました。ファミリーマートさんの番組内でもしばらくの間、ローテーションで流れるようです。

「風のリビエラ」という曲は、2016年に逗子マリーナや三浦のシーボニアでLIVEを行なった際にとても気持ちが良かった思い出があり、マリーナのムードで作ってもらった曲です。

海、風、そして、夏。これらは私の楽曲の大切なテーマです。

Q4:Favorite Thingsを3つご紹介ください。

1.COLNAGO クロスバイク

以前長く乗っていたクロスバイクがとても乗り心地がよかったので2台目もコルナゴにこだわりました。クラシックでスポーティーなデザインがとても気に入っています。

2.山と道BACKPACK

ナツサマーのLIVE活動の必需品です。この中に手売りするCD,7inchレコード,カセットテープ,フライヤー,Tシャツ…など必要なものが詰まっています。身体の一部のようなフィット感。お気に入りのRVCAのワンピースと。

3.SONY TAPECORDER TC-1000B

ジブリ映画「魔女の宅急便」の中で主人公キキが愛用しているような形のカセットテープレコーダーを探していて見つけたもの。自分の作品もカセットテープでリリースしたりしているので愛用しています。70年代のいい音がします。

Q5:MY FAVORITE SONG

Seawind – He Loves You

行きつけだったバーで行くたびにかかっていて、心を奪われたのが「Seawind – He Loves You」。この曲がキッカケでシティーポップ全般に興味を持つようになった、そんな曲です。昔から繰り返し繰り返し何度も何度も聞いています。

Q5:Natsu Summerさんにとって、RVCAはどんなブランドですか?

最初はRVCAというブランドを知らなかったのですが、去年のデビュー時からサポートしていただけることになり、歌っている時の肌触りや着心地の良さなど今はわたしのライフスタイルに無くてはならないものとなっています。

水着にも使用している生地で作られているワンピースは速乾性に優れていて、まさに夏のLIVE活動には必需品です。

また、このブランドを通してたくさんのサーファー、アーティストの友人ができました。RVCAを愛してる人やRVCAがサポートしているアーティストさんとの交流でたくさんの刺激をいただいています。

今後わたし自身も皆さんのように幅広く活動していきたいです。

Q6:最後に、なにかご自身のこと(個展などの情報でも)などで告知したいことがあればなんでもいいのでお知らせください。

RVCA presents “Hello, future day” release party
Special Thanks by Bintang Beer

7/16 リリースパーティーを鵠沼海岸の海の家「Beach House Kugenuma」で14:00-20:00で開催します。今回はスティールパンセットでのLIVEです。私は水平線に夕日が沈み始めるころに歌う予定です。
8/4  新宿 ルミネ1屋上ビアガーデン
http://www.lumine.ne.jp/shinjuku/topics/topics_details.php?article_no=3449

8/6  逗子サーファーズでLIVE予定で、野外でのLIVEも多数あるのでぜひ一緒に盛り上がりましょう!
http://noendsummer.com/