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そのチャーミングな佇まいと快適な座り心地が魅力のドムス チェア。フィンランドデザイン界の隠れた巨匠イルマリ・タピオヴァーラが、ヘルシンキの学生寮ドムス アカデミカのためにデザインした1946年より、70年の時を越え、今なお愛され続けてる逸品。アルテックは、2016年7月7日(木) から2016年年末まで、誕生70周年を迎えたドムス チェアのアニバーサリーキャンペーン「ドムス チェア キャンペーン」を実施する。キャンペーン期間中、ドムス チェアを購入された方を対象に。ミナ ペルホネン デザイナー、皆川 明氏によるドローイングが施されたたキャンペーン限定ポスターがプレゼントされるとのこと。

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「チェアはただ座るものではない。インテリア全ての鍵である」
イルマリ・タピオヴァーラ (1914 – 1999)

これまでに数々の賞を受賞しているドムス チェアは、今年70周年を迎えた。ドムス チェアは、フィンランドのデザイナーでありインテリア専門の建築家であったイルマリ・タピオヴァーラが、ヘルシンキの学生寮ドムス アカデミカのために、寮で暮らす学生たちが部屋で本を読むときに使う椅子として開発。そのため、長時間机に向かったときにも疲れにくく、きちんとした姿勢を促す形が求められる一方で、学生寮の食堂や講堂、応接室などさまざまなシーンに対応できる多目的性に加え、軽量でスタッキングが可能といった機能も考慮されている。

戦後まもないフィンランドは、産業はまだ乏しかったものの、天然資源であるバーチ材を切り出した合板の生産は盛んに行われており、タピオヴァーラは座面を積層合板にする一方で、椅子全体の重さを支えるフレームには強固な無垢材を使用するなど、目的に応じて材種を使い分けている。

小さく突き出た特徴的なアームレストは、肘置きとしての役割をきちんと果たしながら、テーブルに椅子を引き寄せやすいように考慮。アルヴァ・アアルトが二次元の曲げ木の技術に取り組んだのに対し、タピオヴァーラは、より身体にフィットする三次元の成形技術を開発したことで快適な座り心地を実現することとなった。

ドムスチェアは、フィンランド生まれの家具として海外にも輸出され、高い評価を受けている。イギリスでは「スタックス」、アメリカではノル社が「フィンチェア」として販売。1951年にはミラノトリエンナーレで金賞を受賞し、タピオヴァーラの名前も一躍知られるようになる。

国際的に大きな成功を博したドムス チェアは、タピオヴァーラのその後の全作品の先駆けともいえる存在となった。

現在、ドムスチェアは、レストラン、学校、講堂などの公共施設のみならず、その快適な座り心地から、家庭用のダイニングチェアとしても親しまれ、愛されており、ドムス チェアは、「ドムス ラウンジチェア」とともに2010年にアルテックの製品として発表され、さまざまな仕上げ、素材、張り地のバリエーションが用意されている。

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ドムス チェア70周年アニバーサリー ポスター

会社や製品の大切な節目に発表してきたアニバーサリーポスターは、アルテックにとって、大切な存在。1946年に誕生したドムス チェアが70周年を迎える今年、アルテックは初めてフィンランド以外の国のデザイナーにアニバーサリーポスターのドローイングを依頼。日本のファッションブランド、ミナ ペルホネンのデザイナー皆川 明氏がドローイングを手掛けたドムス チェア70周年のアニバーサリーポスターは、2016年7月7日(木)よりスタートするドムス チェアのキャンペーン期間のみの限定品で、ドムス チェアを購入された方を対象にプレゼント。

2016年秋にはドムス チェア展覧会の開催も予定されているとのこと。

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ドムス チェア キャンペーン

期間 : 2016年7月7日(木) – 2016年年末
キャンペーン開催店舗 :
東京 : arenot 渋谷本店 / Haluta 神田店 / hhstyle.com 青山本店 / SEMPRE 本店 / SEMPRE 青山 / SEMPRE 池袋 / SEMPRE 横浜 / THE CONRAN SHOP 新宿本店

愛知 : ヤマトヤ・ワイズカーサ / アルコストア
名古屋 / SCOPE (online shop)
大阪 : YAMAGIWA 大阪ショールーム / so many yearsブリーゼブリーゼ 梅田店 / アルコストア 大阪
京都 : ARIA
岩手 : クラブエイトスタジオ盛岡
石川 : YAMAGIWA 金沢営業所
富山 : 五割一分
広島 : スラップモブラー
高知 : アトラクト・ラルゴ
福岡 : H.L.D

about アルテック

アルテックは1935年、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、ヘルシンキで設立されました。今日、アルテックのコレクションは、フィンランドの巨匠たち、そしてグローバルに活躍する建築家やデザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーが揃っています。才気あふれるクリエイターの独創的なビジョンを、斬新なテクノロジーを使って明快な表現へとまとめあげることこそ、アルテックのものづくりの真髄なのです。創業者の精神を受け継ぎ、アルテックは今日でもデザイン、アート、建築の交点に立ち、未来への道を切り開き続けています。