「君の瞳に乾杯」

第二次世界大戦下の仏領モロッコ・カサブランカが舞台のラブロマンス映画「カサブランカ」でハンフリーボガードがイングリッド・バーグマンに向けて発したセリフだ。1942年に公開されたこの映画に古臭さは全く感じることはないし、この名セリフが今から76年も前に生まれたのかと思うと恋や愛の瞬間が放つ輝きはいつの時代も美しいものだと心が動かされる。この映画に出てくるレストランへのオマージュ。それが今回訪問した東京・丸の内ビルディングの5Fにある“カサブランカ・シルク”。

旅するように。東京ランチ紀行
with World BEER。
No.8:Casablanca silk

広くて優雅で落ち着いた店内。

パナマハットを被ったウエイターたち。

エキゾチックなリゾートのクラシックホテルに来たような錯覚。

丸ビルの開業(2002年)と同時に開店し今年の8月20日で16周年を迎える。

白く品のある花が飾られてある。

もちろんそれはカサブランカ。

フレンチの手法を取り入れたメニュー、伝統的なベトナム料理などランチタイムから色々とチョイスすることが出来る、ベトナムフレンチのお店。今回のランチはMTGを兼ねて3人で訪問。各々のチョイスは、

魚料理:1,500yen(スープ+ライス付き)

新鮮な白身魚・メゴチのソテーをさっぱりとしたソースで。

海老とバジルのフォー:1,300yen

大ぶりな海老がたくさん入ったサッパリとした味わい。

そして私は

特製海老ビスクスパイシーカリーライス:1,58oyen

特製海老ビスクスパイシーカリーライス。1,580yen

赤海老が3尾、プリプリのブラックタイガーのフリットが1尾と海老が大好きな私にピッタリなメニューだ。カレーにも濃厚な海老のうまみがしっかりと溶け込んでいる。隠し味的なフルーツが入っていて、それはきっと食べたことがある味。なんだろうか、これは? と考えを巡らす。辛さの中に、芳醇な甘さが加わり初めて食べるような味のカレー。

そうだ、思い出した。バナナだ。バナナがカレーに入っている。

意外なアクセントがある料理が大好きだ。

ベトナムのビール・サイゴンスペシャルで乾杯。東南アジアのビールながらもキレがあり爽快な苦味が渇いた喉を潤す。

サイゴンスペシャル:900yen。フレンチのエッセンスが加えらている洗練されたカサブランカシルクの料理に適していた。

 

異国の食文化が入り混じったベトナムフレンチのランチを食べた後、丸の内ビルディングの5Fという場所から目の前の東京駅を眺めていると列車に乗ってココとは違うどこか遠くへ旅に出たくなった。

店名:Casablanca silk

公式サイト:https://kiwa-group.co.jp/casablancasilk/

電話:03-5220-5612
住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング5F
最寄駅:JR「東京駅」
営業時間:【ランチ】平日 11:00 – 15:00(L.O.14:30) 土日祝 11:00 – 15:30(L.O.15:00)
【ディナー】月~土 17:30 – 23:00(L.O.22:00)日・祝 17:30 – 22:00(L.O.21:00)
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13010707/