友人のインスタグラムを見てからずっと行きたいなぁと思っていた、ベトナム料理が食べられる学芸大学のStand Bánh Mì(スタンドバインミー)。行きたいなと思った一番の理由は、お店の雰囲気がTHE ASIANな感じの佇まいではなくビストロ風でシックな雰囲気のベトナム料理店だったから。もう一つの理由はその店名「スタンドバインミー」が気になったから。

旅するように。東京ランチ紀行
with World BEER。
No.11:Stand Bánh Mì(スタンドバインミー)

店舗の看板に用いられた美しい筆記体のロゴマークが印象的なスタンドバインミー。店主の白井エリさん曰く「お酒を友達と飲みながら、冗談を言い合いこの名前になりました。冗談のようなこの店名を冗談っぽく見せないために、ロゴマークのデザインには気を遣いました」。

筆記体で描かれた店名の看板。名刺やテイクアウト用コーヒースリーブにもプリントされています。

産地直送の有機野菜や、厳選されたオーガニック食材が使用され、調味料からできるだけ無添加でメニューが提供されるフレンチベトナム。エリさんはベトナムへ旅するや瞬く間にベトナムに惹かれ、3ヶ月後にはベトナム料理店を開業することを決めたと話します。2017年10月のオープン。女性ひとりでもぷらっと気軽にはいって来られるような淡いブルーが基調のとても綺麗なお店。

綺麗な色使いのシックな店内。

ベトナムビール・バーバーバー

カウンターテーブルで、333の説明書きが設置されておりました。

ベトナムで国内シェア70%を超える、333(バーバーバー)。ベトナム人にとって9は最高位の数字であり、333は三つの数字を足すと9になることから「幸運を呼ぶビール」と呼ばれています。ベトナム料理店で飲まれる機会が増えており、女性を中心に人気沸騰中となっています。原材料に米が含まれており、柔らかで優しげな味わいのビールです。

110食限定のメニュー・ボブン

色とりどりで美しいボブン。

ボブン(Bo-Bun)とは、フランス語の料理名で、ボー(Bo)とは牛、ブン(Bun)は麺を意味し、フォーとはまた違ったそうめんよりも極細の麺料理。甘辛ダレの牛肉、無添加の生春巻き用の皮が使われた揚げ春巻き、たくさんのハーブとなますが添えられた色合いがとても綺麗な盛り付け。

ハーブの香りやニンニクが効いたエキゾチックな味わいですが、食べやすくて見た目のヘルシーさとは対照的な食べ応え満点のリピートしたくなるようなヌードルです。

「混ぜて食べてくださいね」とのことで麺やハーブ、タレをしっかりと絡ませいただきました。

ベトナムがフランスの統治下だったという事情からフランス国内でもベトナム料理屋は割と多くて、野菜が多くとれる「ボブン」はサラダ感覚で食べられるのでパリジャンに非常に人気があるようです。

バインミー

店舗名にあるように、バインミーのスタンドでもあるのですが現在はディナータイムだけの提供。スタンドバインミーから徒歩10秒にベトナムカルチャーを発信するセレクトショップ333(バーバーバー)が2018年6月のオープン以降、ランチタイムはこの333でバインミーを提供しているとのこと。元々スタンドバインミーを白井さんと一緒に立ち上げた笹原さんが333でバインミーやカフェメニューを提供しています。333のバインミーに関してはこのランチ紀行で改めてご紹介させていただく予定です。

ふたりのやりとりが軽妙で楽しく過ごさせていただきました。左:白井さん/右:笹原さん

店名:Stand Bánh Mì(スタンドバインミー)
公式サイト:https://standbanhmi.com
電話:03-6451-0827
住所:東京都目黒区鷹番3-15-18パレス104
最寄駅:東急東横線「学芸大学駅」(徒歩2分)
営業時間
・平日:11:00~14:30(ランチ) / 18:00~24:00(ディナー)
・土曜日:11:00~24:00
・日曜日:11:00~23:00
※ラストオーダーは、閉店1時間前。
定休日:火曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131702/13216313/