自由が丘のdiginner gallery workshop は2017年の第一弾企画としてタイのアーティストTAWAN WATTUYA(タワン ワトュヤ)の個展を開催する。グローバリゼーションの象徴的な東南アジアの都市タイ王国は言わずもがな、この20年間で東西南北に巡って革新的な発展を遂げており、カルチャーの坩堝として満を持して世界に向けて発信している。水彩で描かれたタワンの作品には、水彩で絵画を描くと滲んでくるタッチ同様に、柔らかでありながらその背景にある狂気や悲しみが滲みでているのは一見しただけでも感じることができるだろう。アジアの経済発展にともなうカオスをともに過ごしてきた日本人のある一定の世代の人間にも同様にその世界感に共感することができるだろう。
14日(土)のオープニングパーティでは、シンハービールがサポートしてる。
(どなたでも参加可能)
TAWAN WATTUYA(タワン ワトュヤ)個展
【BLINDED】
人々は昔から動物の形や動きを比べて、それら動物を例えとし、自分自身始め、国、年、月から宇宙の星々まで描写してきました。 私は色々な動物達の特徴に興味を持ち、特に犬、猫、豚、サルなど、そうです、人間の身近に居る動物達です。10月の下旬にアメリとメキシコの滞在から帰国後タイ国内は暗闇と悲しみに覆われていました。それは最も悲しい出来事が起きていたからです。タイ王国ラーマ9世が崩御された事でした。タイ国民からは笑顔が消え、祝い事やイベントなど取り止めた事が多くなり、国民の服装は喪服に入れ替わり、タイ王国は暗闇に包まれていました。その頃の記録として、今回発表する作品は動物の形を借りてその暗闇や悲しみを表現しています。
+PROFILE+
タワン ワトュヤ氏は、水彩画に対するそのユニークなアプローチと、取り上げる題材が暗示的であることで知られる。ワトュヤ氏は、現代のタイ社会のスピードとダイナミズム(活力)を伝え、またタイ社会における複雑なコントラスト(対比)を探る意図的な試みとして、水彩画という手段を選んだ。ワトュヤ氏の水彩画はつねに詩的だが、それでいて、政治的腐敗、グローバル化、社会的偽善といったことへの自身の批判的関わりの観点からいうと挑発的でもある。
ヨーロッパ、米国、アジア、南米の複数国でアート・レジデンシーを経験したWattuya氏は、自身の作品にさらなる理解と深みを与えるべく、母国を遠方から見つめ、遠く離れた地から社会的・政治的状況を観察する道を選んだ。彼の作品はこれまでにバンコク、シンガポール、北京、パリ、ニューヨーク、東京、ブリズベン、ブリュッセルなどで広く展示されてきた。
日時:2017年1月14日(土)-2月5日(日)/月曜休廊
12:00 – 20:00/最終日17:00
会場:DIGINNER GALLERY WORKSHOP
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-11-2
電話:03-6421-1517 MAIL. contact@diginner.com
▶︎▶︎▶︎Opening Reception Party:2017/1/14(土)18:00-20:00
14日(土)のオープニングパーティでは、シンハービールがサポートしてる。(どなたでも参加可能)
Supported by SINGHA BEER
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