日本政府は、216年に日本を訪れた外国人旅行者数は推計で前年比22%増の2403万9000人と発表。前年を上回ったのは5年連続でアジアからの訪日者が増え続け、2020年には現在のおよそ2倍にあたる「4000万人」を目標に掲げている。
ベースは根津。ローカルなイーストトーキョーエリアを巡りたい。
Tokyo Hostel Guide – 001 – HOTEL GRAPHY NEZU
Supported by RoToTo & TOMS
「こんなところにこんな場所があるの?」
千代田線・根津駅前の小道を3分ほど歩くとシンプルなアルファベットのサイン「HOTEL GRAPHY」が目に飛び込みんでくる。下町の情緒あふれる谷根千と呼ばれるこのエリアの一角にHOTEL GRAPHYは2013年にオープン。以来、これまでに100ヵ国以上の国々から3万人を超えるゲストが訪れているホテルだ。
観光客が増え続けている日本。観光都市と呼ばれる人気のある地域では、数ヶ月前に訪れた際は無かった、趣のあるいろんな施設に出くわし、それは宿泊施設に関しても同様だ。
訪日の旅行者はもちろんのこと、在住の人たちでさえその発見は新鮮である。
HOTEL GRAPHYの1階にあるカフェ&バーは朝7:00からオープン。地域の方が1杯のモーニングコーヒー、夕暮れのビールを飲んで自宅へ帰っていく。宿泊者だけでなく周辺で生活するローカルな住民にも利用されている。
朝10:00に訪れた今回の取材時にコーヒーのオーダー。
「深煎りにしますか? 浅煎りにしますか?」
1週間の疲れが溜まった日曜日の朝だったので、深煎りコーヒーをチョイス。
しっかりと時間をかけて抽出されたコーヒー。都内はコーヒーショップが乱立しているが、ここまで美味しいコーヒーはなかなか飲むことができないので嬉しくなった。
コーヒーを飲んで一息入れた後、案内された部屋。
採光がしっかりとされた部屋。窓も大きく朝の日差しが降り注ぐ。
一瞬一瞬が感性に影響する旅にとって、自然光は必要不可欠なのだ。
建物は4階+屋上で、総部屋数は58室。
10㎡ のシングルルームから広々とした35㎡のデラックスルーム(上:写真)まであり、もちろん、館内全域で無料Wi-Fiが提供されている。1Fには広々とした共用キッチンもあってそこでは、電子レンジ、オーブン、コンロも利用が可能。もちろん、館内全域で無料Wi-Fiが提供されている。長期で宿泊をする場合、毎日の外食は疲れることもあるので、こういうサービスがあるのはとても嬉しい。
さらに、ダイニングスペース(下:写真)もあるのでくつろぎながら他のゲストと交流を楽しむこともできる。一期一会。出会った宿泊者同士、意見を交換するのは旅の醍醐味だ。
屋上からは、上野公園越しのスカイツリー。HOTEL GRAPHYよりも高い建物が周りになく、こんなに眺めの良い空を満喫できる場所は東京ではなかなかお目にかかれない。
この日、同行していただいたモデルの落合恭子さんは「私、貯水槽マニアなんです」と、唐突な発言。屋上から見られたいくつもの貯水槽を指差しては、感想を述べていた。貯水槽マニア。タモリ倶楽部でも取り上げられているかもな、と調べたらやっぱり検索にヒット。
十人十色、趣好はあるからこそ人間は面白い。
施設周辺を歩く。上野方面へ。
施設を上野方面へ10分ほど歩いて行くと、上野動物公園の西側「池之端門」があり、さらに少し歩くと不忍池が飛び込んでくる。
そこからのコースは、神社前、上野公園、そしてアメヤ横丁と、イーストトーキョーエリアがたっぷりと堪能できた。
アメヤ横丁は、1年の中で訪れるのが12月(特に年末)が一番おもしろい。正月の準備のために食品から生活雑貨までを求め、近郊地域からたくさんの人たちが訪れる。煽り立てる商売人たち、それに応えている消費者たち。怒声にも似た売り買い文句が飛び交うような賑わいはこの季節ならでは。
Tokyo Hostel Guide – 001 – HOTEL GRAPHY NEZU
Supported by RoToTo & TOMS
ACCESS:〒110-0008 東京都台東区池之端4-5-10
TEL:03-3828-7377
千代田線「根津」駅より徒歩3分
南北線「東大前」駅より徒歩14分
JR「上野」駅より徒歩14分
instagram : https://www.instagram.com/hotelgraphy_nezu/