RAW Research III

G-Star RAW Research Ⅲ

ジースター ロゥ リサーチ by アイタ―・スロープ。
パリで発表した第3弾では、初のウィメンズコレクションが登場。

今シーズン3回目となるG-Star RAW Research (ジースター ロゥ リサーチ)は、パリメンズファッションウイークにて最新コレクションを発表。これまではメンズのみのラインナップに、ウィメンズが初登場。これまでの、本社イノベーションラボにてプロダクトデザインの境界線を広げるといったアプローチは、今回のウィメンズスタイルにもそのデザイン哲学は反映されており、各アイテムには女性らしさを損ねることなくミニマリズムと機能性が継ぎ目なく融合されている。

クリエイティブ・ディレクターのアイタ―・スロープ曰く

『私たちは、実用的で機能的なデザインが、伝統的に男らしいものだとするひとつの時代から一歩先に踏み出そうとしています。人間工学からのアプローチ、調和・バランスに基づいたプロダクトデザインに対する強い想いは、男性同様に女性にとっても重要だと考えます。慣習と革新を衝突させることによって誕生したプロトタイプは、未来のG-Star RAWのメインコレクションの原型となっていきます。』

と語っています。

会場ではエクルカラー、手染めのインディゴカラーのコレクションをプレゼンテーション形式で発表。コレクションは10点のCalico denim(カリコデニム)といわれる素材をそのままの生かした状態で構成され、シルエットやシェイプにも再解釈が加わり、デニムやジャケットの他に新作ジーンズのSpiraq(スピラック)が登場。また44色に手染めされた新作アイテムの展示もあり、ジースター ロゥの、常にデニムの慣習に対して挑み続ける姿勢の1つの提示となった。

RAW Research III

Raw Research Ⅲは2017年12月中旬より世界中の厳選されたコンセプトストアにて取り扱われる予定。

G-Star RAW
G-Star RAWは1989年にブランドコンセプトであるJust the productのもと、素材や加工、裁断にこだわるデニムブランドとして誕生しました。常にデニムに対する可能性を追求し、今までの常識を覆すデザインをしてきました。1996年に業界初の3D(立体裁断)デニムを打ち出したり、ロゥデニム(未加工の生デニム)にこだわった製品など、新しいことを取り入れてきました。工業デザインと職人の手作業によるクラフツマンシップをベースに、ワークとモダンスタイルが交錯するデザインが特徴です。今年に入ってからは、アメリカ出身の音楽プロデューサーであり、ファッションやカルチャーの世界でマルチな才能を発揮するファレル・ウィリアムスが、G-Star RAWの主要出資者となり、G-Star RAWのHead of Imaginationに就任しました。

www.g-star.com

Aitor Throup (アイター・スロープ)について
1980年アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。マンチェスターのメトロポリタン大学のファッションデザインコースを2004年に首席で卒業。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートのメンズウエアコースを経て、2008年に英国フットボールブランドumbroのクリエイティブ・コンサルタントとしてキャリアをスタート。2010年には、ワールドカップのイングランド代表のユニフォームをデザインし、注目を集めました。その後、雑誌i-DやDAZED&CONFUSED, V-MANなどでアートディレクター、スタイリストとして活動後、英国人気ロックバンド のKASABIANや、BlurのボーカルDamon Albumのクリエイティブ・ディレクターとしても活躍。自身のレーベルでは、2012年6月に「New Object  Research」を ロンドンコレクションで発表し、限定発売された商品は、Dover Street Market Londonをはじめ、全世界で完売。2016年6月に、ロンドンにて自身のコレクションの後に、パリにてG-Star RAW Research.のファーストコレクションを発表。
www.aitorthroup.com
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